30 June 2012

I just felt like writing this in Japanese

それは、私が二十歳になった日でした。
あの日こそ、あることに気付いたのです。 先生と練習する途中、気付いたのです。
この世界は、黒くもない、白くもない。私が思ったほど汚くもない、私が希望したほど素敵でもない。周りの人は私の悔しいほど悪くもない、うれしいほど親切でもない。こういうことに気付いてしまったのです。
私も思ったほど半人前でもない。偉くもない。私も間違ってなんかいない。正しいかどうか、誰かに言われたくない。気を悪くしたことがよくある。ほかの人も、自分も責めたりしたことがよくある。でも、誰のせいでもない。こういうことに気付いたのです。
誰も私が期待するとおりに動いてはしない。でも、突然に力を与えてくださったものがあります。近くにいる人は私をそんなに大切にしていない。でも、私の存在を知らない人は、何度も救ってくださったことがあります。こういうことに気付いたのです。
禁止する人もいる。応援してくれる人もいる。 それはもう、かまわないのです。同意の人もいる。反対の人もいる。それはなぜか、どうでもよくなったのです。
生まれたときから探していたのです。この世界の中の、たったひとつでもいいから、確かなものを。完璧な人を。
いないかもね、そんなのは。でも、強くて優しい人がいる。離れていても、時空を渡って、私を支えてくれるものがある。大切なもの、信じられることがある。そばにいるわけじゃない、自分の頭の中だけ。それでも、私は生きてる。自分を失わないように。こういうことに気付いたのです。
だって、私の中。

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